レポート「紙ものまつり@京都」


7月22日〜24日に手紙社さん主催の「紙ものまつり@京都」が
flowing KARASUMA”というカフェダイニングで開催されました.
紙ものまつりは巡回展となっており,京都は東京,福岡と続き3回目.
あちらべは活版印刷の出張ワークショップのプログラムとして参加させていただきました.

場所は四条駅から烏丸通を上ったところにある元銀行の建物.
ファサードのレンガ造りや内部の天井の高さ,
鉄と石で構成された建物全体の物質感と空間の抜けにとても魅了されました.



紙もの売り場はエントランス入ってすぐ右手のスペース.
ここに並べられた紙ものの量と質が凄すぎて,これがまたたまらないこと.
あちらべの”MOJIMOJI™”も京都で初の販売.
一日中,引っ切りなしにお客さんが来られてて連日大盛況でした.

ワークショップは銀行時代,金庫として使用されていたスペース.
”てきん”がこれだけ格好良く見えたことがあるだろうかというぐらい金庫の重厚な扉と天井が高い空間,
その天井から吊り下げられたエジソンの白熱電球との相性が抜群でした.
扉の上にあるもう一つの扉はなんと換気扇なんです.

看板もちゃっかり持参しちゃいました.

ワークショップ.

まずは気になる紙をみなさんにそれぞれ選んでいただくことから始めてもらいました.
手触り,厚み,重さ,色味,ぞれぞれの特徴をこれから刷る色を考え,
創造し,何度も何度も迷いながら選ぶ姿は真剣です.

活版印刷のことをちょこっと話した後は,
1版目に刷る版を3×3に樹脂版を並べて構成してもらいました.
版とは正反対に印刷されることにみなさん苦戦.

紙をセットし,一枚一枚確認しながら刷っていきます.
実際自分で刷ったものを見るとニヤニヤしてしまうあの感覚は嬉しいですよね.

2版目は,1版目に刷ったものに違った版を重ねるので刷り上がったものに一つ一つ発見があり,
自然とみんなの歓声があがってました.

最後はお気に入りの一枚を選んでいただき.みんなで鑑賞会.
見当を真ん中に合わせる人,わざとずらす人,たまたまばっちり重なっちゃう人.
3日間で一枚として同じ図柄がない,色々なオリジナル作品が出来ました.
説明そっちのけでみなさんの刷ったものについ反応してしまい,自分たちが一番楽しんでしまいました.

最終日の搬出直前に今回多大なる協力をしていただいた”flowing KARASUMA”の平間さんや
スタッフの方々にも体験していただきました.
あのついつい嬉しくなってしまう空間は,
flowingのスタッフの方々の優しさによるチームワークがあるからこそなんですね.
納得です.

今回,僕らのことを知らない土地,初の出張ワークショップということで,
どうなることかと緊張していましたが,みなさんの笑顔に助けられ,
また新たなヒトとの出会いも沢山あり,とても楽しい旅になりました.

参加していただいた皆様,手紙社さんをはじめ,flowing KARASUMAのスタッフの方々,
関係者各位,本当にありがとうございました.

あちらべはこれからもヒトに出会うために
まだまだ旅を続けます.

※手紙社
http://tegamisha.com/

※flowing KARASUMA
http://www.flowing.co.jp/


-お知らせ-

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